◎認可保育所整備を加速へ=現行計画から上積み
-厚生労働省
厚生労働省は、認可保育所に申し込みながら満員などで入所できない「待機児童」を削減するため、2010年度予算で保育所の整備費などを従来計画より上積みする方針を決めた。同年度予算の概算要求では、具体的な額を示さない「事項要求」として待機児童解消を盛り込んだが、長妻昭厚労相は、放課後児童クラブ(学童保育)の整備費なども含めて「400億円を超える金額を考えている」としている。
厚労省は、08~17年の10年間で3歳未満児の38%(07年時点で20.3%)に保育サービスを提供できるようにする「新待機児童ゼロ作戦」を展開している。もともと、この政策を前倒し実施するため、08年度第2次補正予算と09年度補正予算で拠出した「安心こども基金」を活用し、10年度までの約2年間で計1350億円を使って15万人分の児童受け入れ体制整備を進める方針だった。
しかし、不況による共働き世帯の増加などで待機児童が急増。09年4月1日時点で前年同期比約3割増の2万5384人となったことなどを受け、さらに来年度分の予算を積み増して保育所の増設を加速させたい考えだ。 厚労相はこのほか、公立小中学校の空き教室や廃校舎を活用した保育所整備を推進するため、関係部局に現状の実態調査を指示した。(了)
(2009年11月10日/官庁速報)

